世界経済の成長率低迷が懸念される中、潜在成長力を高めるための構造改革の必要性が高まっています。本セミナーでは、世界経済と中国における構造改革の課題について様々な角度から検討します。まず第一セッションでは、今年4月発表のIMF「世界経済見通し」第3章のテーマ「構造改革がもたらす経済に与える影響」について著者が発表するとともに、コメンテーターを交え、日本の構造改革の在り方等についても議論します。第二セッションでは、IMFの北京事務所長が、中国経済の現状分析、構造転換に向けた諸課題についてIMFの立場から発表するとともに、コメンテーターと議論を深めます。
June 2, 2016 |
14:00–15:30 Session 1 |
経済成長を促す生産・労働市場における構造改革への挑戦 Challenges to Product and Labor Market Reforms to Boost Economic Growth
Speaker: ロメイン・デュバール - 国際通貨基金(IMF)調査局審議役Romain Duval, Advisor, Research Department, IMF
Discussants: ル-ド・モイ - IMF財務局租税政策課次長 Ruud A. de Mooij, Deputy Division Chief, Tax Policy Division, Fiscal Affairs Department, IMF
植田健一 - 東京大学経済学部准教授Kenichi Ueda, Associate Professor, Faculty of Economics, The University of Tokyo
ジョバンニ・ガネリ - IMFアジア太平洋地域事務所次長Giovanni Ganelli, Deputy Head of Office, OAP, IMF
Moderator: 篠原尚之 - 東京大学政策ビジョン研究センター教授 Naoyuki Shinohara, Professor, Policy Alternatives Research Institute(PARI), UTokyo
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15:30–17:00 Session 2 |
中国経済-迫られる構造転換に向けた課題 China’s Challenges for Structural Transformation
Speaker: アルフレッド・シプキ - IMF北京駐在上級代表Alfred Schipke, Senior Resident Representative in Beijing, IMF
Discussants: 河合正弘 - 東京大学公共政策大学院 特任教授 Masahiro Kawai, Project Professor, Graduate School of Public Policy(GraSPP), UTokyo
露口洋介 - 信金中央金庫上席審議役Yosuke Tsuyuguchi, Senior Advisory Officer, Shinkin Central Bank
高田和典 - ブルームバーグ東京支局長Kazunori Takada, Tokyo Bureau Chief, Bloomberg
Moderator: ウイリアム・ぺセック William Pesek, Executive Editor, Barron's Asia
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