第3回エコノミスト養成プログラム

JICA東京

2018年5月9日 - 2018年5月10日

セミナーコンテンツ

講義内容:IMFがどのように経済分析手法(マクロフレーム)等を使い、マクロ経済の分析を行っているか。

 

セミナーの目標:マクロフレームを使って、現実社会の諸問題をどのように分析するか理解する。

 

主な対象:現在大学の3-4年生で、大学院に進み国際経済・金融・開発などの学習を志望されている方(大学院生も含めその他の方も申し込み可能)。大学院で学んだ後のキャリアパスとして、国際機関等への就職に関心がある方が望ましい。

 

講義言語:日本語(*いくつかの講義資料は英語で作成)

講師

石井詳悟
国際大学客員教授
元IMFアジア太平洋地域事務所所長

スケジュール

1日目

9:00

受付

9:25-9:45

開会の挨拶

国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所所長 鷲見周久

国際協力機構(JICA)企画部国際援助協調企画室室長 井本佐智子

9:45-10:45

(導入セッション)IMFの役割について

10:45-11:00

コーヒーブレイク

11:00-12:30

1. IMFのマクロ経済フレームワークについて

本セッションではIMFがどのようにマクロ経済状況や政策について分析しているのかを紹介。特にIMFが経済分析に用いるツールであるファイナンシャル・プログラミングについて、それが一国のマクロ経済上の諸勘定及びそれらのつながりを把握する上でどのように使われているかを学ぶ。

12:30-13:30

昼食

13:30-15:00

2. マクロ経済目標および構造調整プログラム

本セッションではマクロ経済の目標及びそれらを達成するために必要な政策の選択について議論する。また、どのように構造調整プログラムを策定するかについても触れていく。

15:00-15:30

コーヒーブレイク

15:30-17:00

3. IMFのマクロ経済フレームワークの適用 -ベトナムのケース-

本セッションでは一国のケーススタディを用いて、その国の経済状況、見通し及びリスクを把握する上でマクロ経済データをどのように活用するかを学ぶ。講義ではベトナムに関する最近のIMFスタッフレポートを見ていく。

17:00-18:00

グループプレゼンテーションの準備

2日目

9:00-11:30

グループプレゼンテーション及びディスカッション

11:30-12:30

昼食

12:30-14:00

4. IMFの構造調整プログラム: 1997年のタイの通貨危機で何が起き、何を学んだか?

本セッションでは1997年のタイの通貨危機が起こるに当たり、危機の原因は何だったのか、そこで採られたIMFの構造調整プログラムはどのようなものだったのかについて紹介。また、IMFプログラム下で事態がどのように動いたか、危機からどのような教訓を得られたかについても学ぶ。

14:00-15:00

国際協力機構(JICA)職員による講義

15:00-15:30

コーヒーブレイク

15:30-16:30

国際協力銀行(JBIC)職員による講義

16:30-17:00

修了書授与、記念撮影

17:00-

レセプション