2018年12月号 英語版
バックナンバー
ネマト・シャフィク
テクノロジーやグローバル化がもたらす不安を克服することは市民としての権利と義務を見つめ直すことである
不透明な時代に私たちは生きている。自由民主主義、自由主義経済、ルールに基づく国際制度の価値を否定する傾向が強まっている。こうした制度のおかげで大多数の人々がより良い生活を送れるようになってきたにもかかわらずだ。特に先進国では経済成長が鈍化し、生産性や社会的流動性が頭打ちになり、人口構成やテクノロジーの変化を考えると将来が懸念される。
続きを読む
マイケル・シション
しっかりと設計された社会保護によって、迅速かつ効果的に格差解消と貧困削減を進めることができる。基本的な社会保護は世界のほぼ全ての国が実現可能な財政力と実現力を持っている。
オブストフェルド調査局長インタビュー
IMFチーフエコノミストを退任するモーリス・オブストフェルド調査局長が貿易摩擦、格差拡大、教育の重要性、米中関係について語る。
ピーター・ランガン リーマ・ナナヴァティ
社会保護には様々なかたちがある。日本とインドからお届けするこの記事では、どちらの国の場合も社会保護が思いもしなかった苦境から人々を守るだけでなく、個人が自らの潜在能力を家族や地域、社会のために発揮できるように助けている。
ローダ・ウィークス・ブラウン
マネーロンダリングは経済の安定性にとって直接的な脅威となる。IMFは資金洗浄を行う犯罪者を加盟国が特定し止められるように全力で支援している。