ゲオルギエバ IMF専務理事、李波氏の副専務理事就任を提案
2021年6月28日
ワシントン DC : 国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は本日、IMF理事会に対し、2021年8月23日付で李波氏を副専務理事に任命する提案を発表した。李波氏は現在、中国人民銀行の副総裁を務めており、8月22日付での退任を 先日発表 した張涛・現副専務理事の後任となる。
李波氏の選出を発表するにあたり、ゲオルギエバ専務理事は次のように述べた。
「李氏は中央銀行業務と法律において幅広い経験をお持ちです。2004年から2018年にかけて14年以上、李氏は中国人民銀行に勤務され、法規制局長、また、金融政策のふたつの局で局長を務められるなど、要職を歴任されました。同行での職務を通じ李氏は、国有銀行改革、資金洗浄対策法制、中国のマクロプルーデンス政策枠組みの策定など、複数の重要な改革や政策を支え、実施する上で重要な役割を果たされました。
くわえて、李氏は中国人民銀行以外の公的機関でも職務を複数担われました。2018年から2019年には、中華全国帰国華僑連合会の副会長に就任されていました。2019年から2021年には重慶の副市長を務められ、同市の金融業の発展、国際貿易、対内直接投資に関連する業務を統括されていました。2021年4月に中国人民銀行に戻られ、副総裁に就任されました。
中国人民銀行での勤務前には、ニューヨーク市のデービス・ポーク・アンド・ウォードウェル法律事務所で5年間、弁護士として勤められました。
北京にある中国人民大学で学部教育を受けられ、ボストン大学で経済学修士号、スタンフォード大学で経済学博士号、ハーバード大学ロースクールで法務博士号(優等)を取得されています」
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