IMFが新型コロナ対策強化のために流動性枠を追加
2020年4月15日
国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は本日、以下の声明を発表した。
IMF理事会は本日、IMFのコロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として短期流動性枠(SLL)を設立し、国際金融のセーフティネットについて一層の強化を図ることを承認しました。この融資は、極めて強固な政策を備え、ファンダメンタルズが堅調で、国際収支上のニーズに対し短期的に大規模でない支援を必要とする加盟国向けの、リボルビング式で継続型の支援策です。そうしたケースにおいては、この短期流動性枠により、最大でクォータの145%の融資をリボルビング式で受けられるようになります。
この短期流動性枠は、国の流動性バッファーをさらに強化し、流動性圧力の管理に役立つでしょう。現在の危機下において他の融資制度を補完するこの融資枠は、IMFのツールキットの重要な空白を埋め、より効率的な資源配分を促進します。
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