各国政府による新型コロナウイルス感染症対策の 「政策トラッカー」をIMFが公表

2020年3月25日

世界中の国々で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の人的・経済的な影響を抑制するために政府が断固たる措置を講じており、多くの国々が金融政策・財政政策面で異例の措置を実行してきている。

「こうした措置は非常に歓迎できるものであり、不可欠です。また、今後さらなる行動が必要になるでしょう。パンデミックに対策を講じたり、自国独自の状況やニーズに応じて様々な政策を調整したりする中での他国の経験について加盟国が知見を深める一助として、国際通貨基金(IMF)は政策トラッカーを本日、公表いたします。新型コロナウイルス感染症について知見を共有することで、私たちの誰もがこの危機にさらに効果的に対処できるようになります」とクリスタリナ・ゲオルギエバIMF専務理事は語った。

この政策トラッカー(英語版)では、2020年3月24日時点での主要な経済対応策がまとめられている。ショックの性質や各国特有の条件によって政策対応は左右されるため、この政策トラッカーは加盟国間の比較を企図したものではない。この政策トラッカーは、既存の社会セーフティネットや保険メカニズムを補う裁量措置に焦点をあてている。

最初の段階ではG20諸国と欧州機関を取り上げているが、その他の国々も近日中に追加される予定である。また、情報は定期的に更新されることとなっている。

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