ジェフリー・オカモト筆頭副専務理事、 就任前倒しをIMFが発表
2020年3月19日
ワシントンDC 国際通貨基金(IMF)理事会は、ジェフリー・オカモト氏が2020年3月19日付で筆頭副専務理事に速やかに就任すること承認した。当初、クリスタリナ・ゲオルギエバIMF専務理事は2020年3月12日の時点で、オカモト氏の就任を3月30日付で提案していた。
ゲオルギエバIMF専務理事は次のように発言している。
「パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によってIMF加盟国が異例の課題に直面する中、IMF理事会がオカモト氏の就任を前倒しにすることに同意してくださったことを非常に喜ばしく思います」
「オカモト氏がIMFでの職務を始めるにあたって、温かく歓迎したいと存じます。協力を密に業務に取り組んでいけることを心待ちにしております。IMFは加盟国がこの危機に対処できるように役職員が総力を結集して取り組んでいます。オカモト氏はこの取り組みにおいて重要な役割を果たすことになるでしょう」
オカモト氏は次のように発言した。
「私の就任にあたってIMF理事会が寄せてくださった信頼に感謝しております。このような時にこそ、加盟国を支える上で、IMFとその職員はその実力を最大に発揮します。直ちに業務を開始し、目前の危機に対処する上でIMFが主導的な役割を果たせるよう貢献していきたいと思います」
オカモト氏は最も直近では、米国の財務次官補代行(国際金融・開発担当)を務め、国際金融市場の監視や、G7、G20、金融安定理事会(FSB)との調整の管理、国際通貨に関する業務の監督、域内また二国間での経済問題の交渉、米国の国際金融機関への参加を統括する責任を担った。以前には、財務次官代行(国際問題担当)を務め、財務省において中国との貿易交渉を主導し、2020年1月の第一段階合意の実現に貢献した。また、多国間開発銀行による譲許的融資、また、地球環境ファシリティ(GEF)のための増資交渉に成功したほか、女性起業家資金イニシアティブ(We-Fi)創設を支援した。
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