2016年国別融資取極に基づき、 IMF加盟国が確約した融資総額が4,500億ドルに到達
2017年10月16日
IMFは2016年借入枠組の下で、個別の加盟国との二者間での取極による融資を受けているが、2017年4月の春季会合以来、さらなる融資提供の確約を加盟国から取り付けることができた。これまでに4か国が新たな融資を約束した結果、2016年借入枠組の下で各国が貢献を確約した資金は、40か国合計で約3,190億SDR (4,500億米ドル) に達した。新規参加の5か国に加えて、2012年借入取極に参加した35か国のすべてが2016年融資枠組への参加を確約した。こうした約束に基づいて現在、33の融資取極が個別に締結されており、その総額は約2,890億SDRとなっている。2016年借入枠組における借入期間は最長で2020年末までである。
クリスティーヌ・ラガルド専務理事は各国からの融資が確約されたことを歓迎して「新たな借入枠組に基づいて、加盟国から個別に融資をお約束いただけたことは心強い。国別の融資取極に基づく借入は加盟国からの出資 (クォータ) と新規借入取極 (NAB) に続くIMFの重要な第3の防衛線を形成している。約束いただいた資金貢献によって、IMFは約1兆米ドルの貸付可能資金を維持することができ、IMFが引き続き加盟国のニーズに応えることができるという信頼感が醸成される」と述べた。
関連リンク:
IMF融資のガイドライン (Guidelines for Borrowing by the Fund )
プレスリリース: IMF加盟国の2016年国別融資取極への拠出額は4,000億米ドルに到達
プレスリリース: IMF加盟国、IMF融資能力保持のため3,400億米ドルを国別融資取極に拠出
(IMF Members Commit US$340 billion in Bilateral Borrowing to Maintain the IMF’s Lending Capacity)
ファクトシート: IMF国別融資取極 (IMF Bilateral Borrowing )
IMF国別融資取極のQ&A (Q and A on IMF Bilateral Borrowing Agreements )
概要解説: IMFの融資能力-情報グラフ (The IMF's Firepower - An Infographic )
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