アジア太平洋地域セミナー
新刊スタッフ・ディスカッション・ノート『気候変動緩和策に対する人々の認識』
気候変動への取り組みは、アジアやほかの地域においても緊急かつ重要な課題です。気候変動緩和策の実施と「ネット・ゼロ」の達成に向けて有意義な前進をするためには、気候変動緩和に対する人々の支持を得ることが重要な前提条件となります。IMFアジア太平洋地域事務所では、IMFの新しいスタッフ・ディスカッション・ノート 『気候変動緩和策に対する人々の認識』 に関して、その著者であるエラ・ダブラ=ノリスIMFアジア太平洋局長補を招いてセミナーを開催します。セミナーでは、人々が気候変動をどのように認識しているか、政府の気候変動対策への支持を高めるには何が重要かなど、日本を含む先進国・新興国28カ国で実施した斬新な意識調査の結果について議論します。また、江夏あかね野村サステナビリティ研究センター長を交えたディスカッションのほか、質疑応答も行います。
日時:2023年2月15日(水) 午前10時半~11時半 日本時間
場所:日比谷国際ビルコンファレンススクエア(千代田区内幸町2丁目2-3 日比谷国際ビル8階)
言語:英語(日本語同時通訳付)
参加方法:会場参加のみとなります。次のリンクから2月14日午後2時までにご登録ください。オンラインで参加することはできません。
アジェンダ:
2023年2月15日(水) |
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10:00 AM | 受付開始 |
10:30 AM |
開会 |
10:35 AM |
講演 論評 モデレーターによる討論 |
11:10 AM |
質疑応答 |
11:25 AM | 閉会及びアンケート |
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エラ・ダブラ=ノリスはIMFアジア太平洋局長補。ベトナム訪問団長を務めるとともに、財政問題や気候問題に関する業務もリードしている。以前は、財政局で課長として勤務し、構造改革や生産性、所得格差、財政の波及効果、債務、人口動態に関する業務に従事した。IMFでの勤務開始後からこれまでに多くの先進国、新興市場国、低所得国を担当し、様々なテーマについて学術雑誌等で広く発表してきており、これら研究成果はエコノミストやフィナンシャル・タイムズなど世界的な新聞や雑誌でも度々取り上げられている。また、世界経済フォーラムのグローバル・フューチャー・カウンシルにもメンバーとして貢献している。デリー・スクール・オブ・エコノミクスの修士号、テキサス大学の博士号を取得。
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江夏あかねは(株)野村資本市場研究所の野村サステナビリティ研究センター長。オックスフォード大学経営大学院修了、博士(経済学、埼玉大学)。ゴールドマン・サックス証券、日興シティグループ証券等を経て、2012年に野村資本市場研究所に入社、2019年12月より現職。研究分野は、国家・地方財政、信用分析及び格付け、サステナブルファイナンス。政府、地方公共団体等の委員を歴任。著書に『地方債投資ハンドブック』(単著)、『地方債の格付けとクレジット』(単著)、『サステナブルファイナンスの時代 ― ESG/SDGsと債券市場』(共著)、『ESG/SDGsキーワード130』(共著)等がある。
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𠮷田昭彦はIMFアジア太平洋地域事務所長。2022年12月1日に現職に就任。日本政府で長年にわたる卓越したキャリアを持ち、副財務官などの要職を歴任した。国際経済政策の諸課題につき幅広い経験を有し、様々な職責において国際会議での日本代表を務めた。また2009年から2013年にかけて、IMFワシントン本部のアジア太平洋局(APD)に局長補佐として在籍。太平洋諸国へのIMF代表団長を務めたほか、アジア太平洋地域の能力開発戦略の策定に従事。東京都出身。東京大学法学部卒業、米プリンストン大学にて公共経営修士号(MPA)を取得。