アジア太平洋地域セミナー
世界経済見通し パンデミック中の回復
IMFが10月に発表した最新の世界経済見通しでは、世界経済の回復は継続しているものの、各国間の格差が拡大していると強調しています。また、多くの国で見られるインフレ率上昇への緊密な監視も必要としています。IMFアジア太平洋地域事務所では、世界経済見通し報告書の主執筆者を招いて、これらの問題を議論するウェビナーを開催しました。マルハール・ナバールが世界経済の見通しと政策提言について、プラキ・ミシュラがインフレの動向について発表しました。アジアを中心に23か国から180人がオンライン・セミナーに参加しました。
議題:
2021年11月17日(日本時間) | |
11:00-11:05 am | 冒頭挨拶 |
11:05-11:25 am |
「世界経済の見通しと政策」(第1章) マルハール・ナバール IMF調査局 課長 講演資料 |
11:25-11:45 am |
「インフレ不安」(第2章) プラキ・ミシュラ IMF調査局 アドバイザー 講演資料 |
11:45-12:05 pm | 質疑応答 |
12:05-12:10 pm | 閉会及びアンケート |
講演者:
- マルハール・ナバールは、『世界経済見通し(WEO)』を担当するIMF調査局世界経済研究課長。これまで、IMFアジア太平洋局において中国及び日本を担当したほか、香港へのミッション・チーフを務める。調査研究の関心分野は、金融発展、投資及び生産性の成長。IMF勤務以前はウェルズリー大学の助教授を務める。ブラウン大学より博士号を取得。
- プラキ・ミシュラは、IMF調査局のアドバイザー。前職は、ゴールドマン・サックスでグローバル・マクロ・リサーチ部門のマネージング・ディレクター及びインド担当チーフエコノミスト。IMFでは、以前にも筆頭副専務理事室などワシントンDC本部の複数の部署に勤務。2014年から17年は、インド準備銀行の専門アドバイザー兼戦略研究ユニットの責任者を務めた。それ以前にはインド財務省チーフエコノミックアドバイザー室及び首相経済諮問委員会シニアエコノミストを歴任。