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九州で学ぶ大学院留学生、IMFの役割を学ぶ
[2019年11月26日、東京] 大分県の立命館アジア太平洋大学大学院で学ぶ留学生五人が今日、東京でのフィールドトリップの一環として、国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所(OAP)を訪れ、IMFの役割について学びました。
同地域事務所を訪問したのは、塚田俊三教授とミャンマーとタジキスタン出身の修士学生4人と博士学生1人。OAPエコノミストの植前理紗が、IMFの3つの主要な機能であるサーベイランス(政策監視)、融資制度、能力開発について説明し、アジア太平洋地域における同地域事務所の主な活動を紹介しました。
学生らは、アジアにおけるIMFの能力開発活動について知りたいと意欲を見せました。植前は、カンボジアの経済調査を担当した経験を踏まえ、IMFがカンボジア当局の汚職防止管理に関する知識を向上させ、広範な汚職問題に取り組むことを支援した事例を紹介しました。「汚職問題は発展途上国が直面している主要な課題の一つです」と、述べました。
今回の訪問は、東京にある民間企業や国際機関を歴訪する同大学のフィールドトリップの一環でした。「非常に勉強になるプレゼンテーションでした。IMFとアジア太平洋地域事務所について多くのことを学びました」と、タジキスタン出身の修士学生であるムハンマド・サリモフは述べました。参加した学生は全員、同地域事務所及びIMF本部が提供するインターンシップの機会に強い関心を示しました。
IMFアジア太平洋地域事務所は、アウトリーチ活動の一環として、学生訪問のお申し込みを歓迎致します。