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学生取材陣、インターナショナルスクール・ネットワークにIMFを紹介へ

[2019年8月8日、東京]  多くの批判もある中で、IMFはどのように課題に対処していますか?政策提言において、持続性と排他性をどのように確保していますか?高校生と大学生のグループが今日、東京にあるIMFアジア太平洋地域事務所を訪問し、IMFに関するニュースレターとビデオクリップを作成するため、IMFの役割について難しい質問を投げかけました。

訪れたのは、横浜を拠点とするインターナショナルスクール・ネットワークの取材チーム。慶應義塾大学経済学部の学生3名と高校生2名、スーパーバイザー2名が訪問しました。鷲見周久IMFアジア太平洋地域事務所長が取材チームと面会し、IMFの役割と同地域事務所の重要性に関する質問に回答しました。また学生は、日本人職員を増やすためのIMFの取組と、所長としての目標について質問しました。

IMF批判について尋ねられた鷲見所長は、IMFは条件付き融資プログラムが「西側の侵略」とみなされた1990年代後半のアジア金融危機から教訓を学んだと答えました。「長年にわたり、私たちは財政困難に陥っている国々を支援するために、より多くのオプションを開発してきました。今、私たちはより良いオプションを提供することが可能です。」と述べました。

インターナショナルスクール・ネットワークは、グローバル課題への関心を高めるための学生主導のプラットフォームです。大使館、国際機関、学校や個人に対するインタビューを実施し、ウェブサイトとニュースレターで情報を発信しています。

訪問を終え、慶応義塾大学の学生で、ネットワークのリーダーを務める仁科まどかさんは「鷲見所長にお会いできて光栄でした。所長の説明は例え話も交えてあり、非常に分かりやすく理解しやすかったです。IMFについて沢山のことを学ぶことができました。」と言いました。

取材チームは、今回の訪問についてニュースレター記事を作成し、ウェブサイト上にビデオクリップを投稿する予定です。