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日本-IMFアジア奨学金プログラム・ニューズレター
vol 1. 2013年 5月
当ニューズレターはJISPA創設20周年を記念する2013年の今年、年4回にわたり、JISPAの最新イベント、同窓生や現在の奨学生に関する特集記事をお届けします。JISPAは日本の大学院で経済学や公共政策関連分野の研究を望む、アジア太平洋地域諸国の経済関連省庁の幹部候補生に奨学金を供与しています。
最新号20周年を迎えた日本-IMFアジア奨学金プログラム
2013年に日本-IMFアジア奨学金プログラム(JISPA)は20周年を迎えました。1993年の創設以来、JISPAは主要経済関連省庁の幹部候補生を対象としたユニークなプログラムとして認知され、母国の政策決定で重要な役割を果たす多くの同窓生を輩出していることで有名です。当プログラムはアジア太平洋地域の持続的な経済成長に寄与する人材育成にコミットして取組んでいる、日本政府、IMFおよび日本のいくつかの大学の提携の下に運営されています。
これまでJISPAはアジア太平洋地域の567人の若手行政官に奨学金を供与し、492人が当プログラムを修了しています。同窓生の多くはすでに中級幹部職員から上級幹部職員のポジションに就いており、母国の経済政策策定で主要な役割を果たしています。若き幹部候補生はJISPA同窓生が活躍し、母国に貢献しているのを見てJISPAに応募するようになっています。ニューズレター創刊号となる今号では、大きな成功を収めた同窓生の一人であるベトナム国家銀行(中央銀行)のレ・ミン・フン副総裁を特集します。ミン・フン副総裁は2012年10月に東京で開催されたIMF・世界銀行年次総会にもベトナム代表団団長として参加しました。ミン・フン副総裁のインタビュー内容は「同窓生ニュース」の欄をご覧下さい。
JISPA ニュース
JISPA セミナー
OAPはJISPA奨学生向けに今日の政策課題の理解を深めることを目的とした特別セミナーを開催しました。2013年1月10日、IMF財政局のベネディクト・クレメンツ課長は「先進国および新興経済国における公的医療制度改革の経済学」と題したプレゼンテーションを行い、奨学生は各国の医療制度の政策的インプリケーションについてクレメンツ課長と議論しました。 続く
同窓生ニュース
JISPAで培った知識は、要求水準が高く多くの専門分野にまたがる政策業務で効果的にそして自然に役立ってきました。
レ・ミン・フン氏は2011年10月、ベトナム国家銀行副総裁に就任されました。ミン・フン副総裁はJISPAの下、1996-97学年度GRIPSの前身である埼玉大学政策科学研究科で学ばれました。ミン・フン副総裁のインタビューはこちらです。
続く
現在、留学中のJISPA奨学生
タイを前進させる大きな歯車の一つになる。
タイ銀行(中央銀行)を日本留学のために休職中のシリワン・アサワウォンサティエン氏は2011年10月から東京大学の公共政策大学院で学んでいます。シリワン氏は日本国内を旅行することが大好きで、ハードな勉強の合間に日本の文化体験を楽しんでいます。シリワン氏にインタビューしました。 続く