財政モニター
世界金融危機の後に財政上の課題が増していく中、国際通貨基金(IMF)のサーベイランス(政策監視)責務の中心的活動である、財政動向のマルチラテラル・サーベイランス(多国間政策監視)の重要性がますます高まっています。これを受けIMFは、2009年に財政モニター(Fiscal Monitor)を立ち上げ、財政の最新の動向を調査・分析し、危機の財政への影響や中期的財政見通しのアップデートを行うとともに、国家財政を持続可能な基盤にのせるための政策の評価に取り組んでいます。
年に2度発表される財政モニターは、IMF財政局が担当しています。財政モニターの見通しは、世界経済見通し(WEO)および国際金融安定性報告書(GFSR)と同じデータベースを基にしています。また、各国の見通しは、IMFのデスク・エコノミストが作成しますが、WEOガイドラインに従い、発表された政策が実施されることを想定したものになっています。
2024
2024年10月 IMF財政モニター 「公的債務を抑制するには」
2024年10月15日
高水準の債務が懸念材料となっている。2024年10月IMF財政モニター第1章では、公的債務の見通しを取り巻くリスクを定量化し、それらのリスクに対処するための財政バッファーを再構築する上で必要となる政策を示す。
財政モニター 2024年4月
2024年4月10日
特定の部門におけるイノベーションに集中している産業政策が最近増えている中、同章は、より広範なイノベーションを促し、国や企業をまたぐ技術伝播を支えるため、費用対効果が高い財政政策の組み合わせを提示する。
2023
財政モニター 2023年4月
2023年4月12日
2023年4月「財政モニター」の第1章は、パンデミック以降の変則的な経済状況が財政政策の効果にどのような影響を与えてきたかを検討した上で、最も脆弱な層を保護しつつディスインフレーションと金融の安定を支えるために政策の一貫性が必要であるとしている。
2022
2021
財政モニター 2021年10月
2021年10月7日
世界が新型コロナウイルス感染症を収束させようと懸命に努める中、今もなお進展中のパンデミックが及ぼす影響に対応していくには、引き続き財政政策が重要である。
財政モニター 2021年4月
2021年4月1日
2021年1月 アップデート
2021年1月27日
2020
2020年10月 財政モニター
2020年10月13日